(ここも入ってる・・・・)
Sくんは真夜中に珍しいこともあるもんだと思った
続いて一番奥のドアをノックする
「コンコン」
するとノックは返らず
ギィィィー・・・・
っと、そのままドアが開いた
Sくんはそこで用を足した・・・
さて、用が終わり水を流そうと鎖を引っ張ったが
トイレが古いのか、水の出が悪くて全然流れない
ガチャガチャ・・・・何度やっても流れない
このまま汚しておくと、上級生に大目玉をくらうと思い
部屋から洗面器を持ってきて
水道の水を汲んでは便器に流したが・・・
それでもうまくいかない
仕方ないので寮長の先生を起こしに行った
「しょうのないやつだなぁ」と先生はブツブツ言いながら
掃除道具を持ってトイレに同行してくれた
「どこだ?」
「はぁ、あの一番奥のトイレです」
すると先生の顔が青ざめる
「あそこは開かないはずだぞ!どうやって開けた?!」
よく見ると、誰の仕業なのか鍵がはずされ
釘も抜かれていた
「・・・・・嘘でしょう・・・・・」っとSくんはすっかりビビッてしまった
このままほっておくわけにはいかない
カチャカチャ・・・・
試してみるとやっぱり水が流れないので
先生は貯水槽によじ登って中を見た
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