Aさんはまた玄関に走っていって
「誰?」と表の人に声をかける
「だからおばさんだって言ってるでしょ、早くここを開けなさい」
声が怒っている、怖い・・・・
ドンドンドン、ドンドンドン
家族のいる居間まで走って逃げたが
ドアを叩く音はますます激しく、大きく聞こえてくる
「早く開けろ!何してる、早く開けんか!」
おばさんの口調も変わり、その荒ぶった声が居間にまで届いてくる
どんなに必死に訴えても、誰も相手にしてくれない
「早よ、開けろぉ!」
すごい声が聞こえた途端
Aさんは泣き出して部屋の布団にもぐり込んだ
そのうち音も声もしなくなった・・・・・・
震えていると
突然、部屋のドアが開いた・・・・・
ドアの縁には白く痩せ細った手がかかっていた・・・・・
前のページ
2/2
この話は怖かったですか?
怖いに投票する 3票


























※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。