Aさんが幼い頃のことだ
ある夜、居間で家族とテレビを見ていた
ドンドンドン、ドンドンドン
玄関のドアを叩く音がする
家族の誰も出ようとしないので
Aさんが玄関に行った・・・
「どなたですか?」っとドア越しに言うと
「私よ、おばさん」っという返事
Hおばさんならよく知っている
でも、声がHおばさんとは違う・・・・
「ほんと?ほんとに、おばさん?」
「そうよ」
「でも、声が違うよ」
「そんな事ないよぉ」
やはり声が全然違う・・・
Aさんは新聞受けから覗いてみた
腰と腕が見える・・・
表の人の腰は小さく、腕はひどく痩せている
(おばちゃんじゃない)
Aさんはあわてて居間に戻ると
「誰か変な人が来てる」っと言うが
家族全員不思議そうな顔をする・・・
ドンドンドン、ドンドンドン
また玄関のドアを叩く音がする
「ほら、誰か来てる」
「誰も来てないよ」
「だってほら、ドアがドンドン鳴ってる」
「鳴ってないってば、何言ってるの?」
ドンドンドン、ドンドンドン
まだ玄関のドアを叩く音がする
この話は怖かったですか?
怖いに投票する 3票























※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。