そして、バン!!と扉が開くと同時にダダダダダダダダダ!!って入ってくる。
『あの家には今も、母親と子供の霊がいて、男性だけを呪い殺すと言う。』
俺が作った話だ。もし俺が話の通り呪い殺されたら、俺の家は凄まじい心霊スポットになるだろう。
部屋に入ってきた”何か”は、寝てる俺の周りを、凄まじい勢いで走り回っている。
そして今日はやはり、もう1つ気配がある。そっちは俺の上にどっしりと乗って、俺の顔に顔を近づけてくる。
ふー、ふー、って鼻息が荒い。焦げた匂いが今日はかなり濃い。そいつの手が俺の首に置かれる感触がした。
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気がつくと朝になってた。何とか助かったんだ。
守護霊はまだ負けていなかったらしい。
体を起こすとおびただしい量の足跡があった。布団も汚れていた。
それからずっと俺はいつ呪い殺されるか分からない生活をずっと送ってる。
あの家を心霊スポットにするつもりが、自分自身が心霊スポットになってしまったんだ。
このサイトを見てる人達は、創作で怪談話を投稿することもあるだろう。
その際はどうか、リアルになりすぎないように、
俺みたいに、やばい物を呼び寄せないように気をつけてくれ。
俺みたいなやつを作らないためにこれを書いている。
俺はもうダメだ。
今もずっと部屋の隅っ子で、あの男の子と、その母親がこっちを見てる。
いつでも殺せるぞとでも言いたげに、ドロドロの顔をニタニタさせながら。
























こえーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー