「さつえいしますね!」
「やっぱり死んですぐが1番いいですからねぇ、、」
ニタニタ笑いながらそんなことを言う女。
「死んですぐが、」
『いちばんおいしいですもんね!!』
さっきは気づかなかったけど、そいつ苔だらけの太めの縄持ってた。
俺は泣きながら、鼻水垂らしながら全力で来た方に猛ダッシュで逃げた。何回も何回も転けたけど、すぐに起き上がって走って逃げた。
逃げているうちに、死にたかったことなんて忘れてた。
家に着く頃にはもうヘットヘトで、小便まで漏らしてて情けねえなって思ったけど、なぜだか笑えてきた。
そっからは怖い人たちの所へいって、おでこ無くなるまで土下座して事情説明して、何とか返済日を待って貰えた。何発か殴られたけど、それくらいで済んだ。
んで、必死に再就職して、真面目に必死に働いて、何とか全額返せたよ。必死すぎてあの日の出来事なんて忘れてたけど、全部返し終わって、ふと思い出して、今これを書いてる。
やっぱり人にとっていちばん怖いものは幽霊でも将来への不安でもなんでもなく、訳の分からない、理解の及ばないものなのかなって、思うね。
あの日俺が見た女は一体なんだったんだろう
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天使だね。たぶん。
ただのイカれたキチガイ女だよ
本当にあった怖い話:A県T市の市役所にはこういう頭のおかしいバカ女が二名ほど居る
ヤバ…
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