全裸の痩せこけた女が体を丸めた形で納まっていたらしい。
彼女は体全体を蜘蛛の巣に包まれた状態で亡くなっていたんだ」
呆然としながら話を聞いている俺を横目に桜庭は続ける。
「それから何人かの人が事故物件というのを承知で格安ゆえに住んだが、皆一月もしないうちに出ていってしまったそうだ」
「どうして?」
俺の問いに桜庭は無言でゆっくり右手で上方を指差す。
つられて恐る恐る見上げた途端、
うわっ!
小さく悲鳴を上げ後方に退いた。
女がいる。
まるで蜘蛛のように天井に張り付いている。
その体は影のようにボンヤリと黒く、手足は8本あった。
髪を垂らした怯えた白い顔をこちらに向けると、唖然として固まる俺たちから逃げるように素早く室内奥の片隅へとサササと移動する。
そしてまた白い顔でじっとこちらを伺っていた。
「あれ、、ず、、ずっとここにいるのか?」
俺の問いに桜庭は頷くと、口を開いた。
「ああ、そうみたいだな。
この話は怖かったですか?
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キモっ(褒め言葉)
コメントありがとう
━ねこじろう
そろそろ大賞受賞してもいいでしょう!?
応援ありがとうございます
━ねこじろう
なんとなく気持ち悪かったけどかなり面白い話だと思います
蜘蛛のほうが怯えてるんかい!
ヤバい蜘蛛女より余っ程怖い友人だな。俺なら縁切る
蜘蛛女かよキモイ
なぜ蜘蛛を彼氏の代わりに飼おうと思ったのかが理解出来ないのだが?
ありふれた事故物件に関する怪異を逆手に取った良作だと思いました。
一捻りあるこういった作品 好きです。
皆さん様々なコメント、ありがとうございます
━ねこじろう
うわああああ…😭なんか、めちゃくちゃ切ないラブストーリーじゃん…!!
怖い見た目のあの女の子に、桜庭の深い想いが絡みついてる感じ…ホラーと哀愁がミックスされて、すごい胸がぎゅっとなるわ😢💔
でも、桜庭の「これから一緒に暮らそう」って決意、なんか優しさも感じて…なんか人間味溢れてる…✨
よ、よくわからないけど一緒にやっていけそうでよかったです!
良いお部屋だし(白目)
こわ
怖いようで、特殊な愛の形として調和がとれていて、不思議な『好感』が持ててしまった。
↑蜘蛛女だぞ
愛は怪異をも恐れさせる。桜庭氏の愛は成就してほしいが。
怪異より桜庭氏の方が怖いという意外な展開ながら、桜庭氏の恋がぜひとも成就してほしいという気もする。
怪異が相手ながらこの恋が成就してほしい。
桜庭…精神科行った方がいいよ?