怪獣はさらに執拗にウルトラマンを地面にたたきつけます。
ウルトラマンの目の中に赤い血しぶきが飛び散ります。
ウルトラマンは、カラータイマーではなく目が真っ赤になり、目や耳、口から血を流しだしました。
怪獣はそれでも手を止めず、さらにウルトラマンを地面に叩きつけます。
もうウルトラマンの後頭部はぐにゃりとしていて、まるで水枕のようにブニュっとしています。これはもう完全に頭が割れています。
それを見ていたボクは「あぁ、なんてこと!!中のスーツアクターさんが死んでるんじゃないのか!?早く撮影を止めさせないと!!」そう思いましたが、周りの撮影スタッフや監督らの誰もそれを止めようとしません。
やがて勝利を確信したのか、怪獣はウルトラマンを打ち捨てて去っていきました。
残ったのはぐしゃりとつぶれて血を吹きだしたウルトラマンのスーツだけ。
ボクは絶望に打ちひしがれました。
実はここは地球ではなく、撮影のためには本当に人を殺しても良いという、第四惑星だったのかもしれません。
・・・そんなところで目が覚めました。
果たしてボクの今年の運勢は・・・不吉としか思えませんね。
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どんまい
ウルトラマン「よぉ久しぶり」タッコング「まじか」ウルトラマン「おおまじ元気ピンピンだよ」
タッコング「まさか反転術式!!!!」ウルトラマン「正っ解」