私の秘密
投稿者:たち (8)
「どうせなら、みんなと昼間行きたかったな…」
と独り言を呟きました。
灯台からの美しい景色をみんなで見れたら、最高だっただろうな…と考えながら寝落ちしていました。
大学がある関東へ戻り、勉強、バイトと慌ただしい日常がスタートして間のなくのこと。
帰宅し、ふとした時に故郷での出来事を思い出しました。
「怖かったから、考えるのやめよう…」
そう思って、彼女へ連絡しようとした瞬間、母からの電話がありました。
何か嫌な感じがしました。
電話に出ると、
「もしもし、今大丈夫?」
「変わりはない?」
いつもと変わらない会話でホッとしました。
「考えすぎか。タイミング良すぎなんだよ」
と心の中で思い安心しました。
「じゃあ、またね。あっ、そうそう…A君って同級生にいたよね?亡くなったらしいよ。ちょっと、詳しくはわからないけど、自殺?みたいな感じらしいよ。」
「じゃあ、またね。」
と言い残し、電話は切れました。
「はっ?なんて?自殺?」
何も考えられず、ため息ばかりが出ました。
ソファに座り、ボーッとしてると、
あの場所に行ったからか…
と思いました。
急いで、女性2人に連絡しました。
「どうしたのー?いきなりww」
「何ー?元気だよー」
と2人から返信がきて一安心しました。
また、連休の時に帰省して Aの家に行かないとな…と思いました。
それから数ヶ月後、連休が取れたので帰省し Aの家を訪れることができました。
Aの家を訪ねると母親が迎えてくれました。
「お久しぶりです。突然すいません。線香あげていいですか?」
Aの母親は、突然の訪問にも快く迎え入れてくれました。
「わざわざ、ありがとうね」
「いえいえ、数ヶ月前に久々に再会したばかりなんですけどね…突然で本当に驚きました。」
そのような会話が続き、 Aの母親が、
「最初は事件と自殺、両方で捜査したみたいなの。最初、見つかった時に背中に手形みたいや痕があったみたいで…」
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