お邪魔します
投稿者:四川獅門 (33)
短編
2021/03/17
21:21
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『 ピンポーン 』
『 ピンポーン 』
何度もチャイムを鳴らされた。
「そんな時間に、明らかにおかしいじゃないですか……」
鈴木さんは恐る恐る玄関に近づくも、恐怖で扉を開ける事が出来ない。
扉を見つめ、固まってしまった。
『 ピンポーン 』
『 ピンポーン 』
『 ピンポーン 』
『 オジャマ……シマス……』
急に後ろから、野太い声でそう言われた。
悲鳴を上げて、咄嗟に振り返る。
グレーのパーカーは半分、赤く染まっている。
男の鼻から上は潰れ、赤い身が飛び出していた。
口元はにっかりと笑っていた。
鈴木さんは卒倒した。
後日、鈴木さんは友人の紹介で霊能者に部屋を見てもらった。
商売で霊能者をしているタイプではなく、信用できる人だった。
霊能者は男の特徴をピタリと言い当てた。
だが、祓うことができなかった。
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おもしろかった!
理不尽すぎる…
なんで叫び声上げて逃げた?
最初からピンポンダッシュしてんじゃん。
ピンポンの途中で玄関が開いたなら驚くかもしれないが、鳴ってから開けてるなら、いつもと同じだ。
ピンポンダッシュってボタン押したらすぐ走って逃げるんだから、その時背中向けてるのが普通だろ。
ピンポンダッシュやったことないんかな。
↑普通の人じゃないからじゃない?常識は通用しない。