懲りない3人のストーカー
投稿者:ねこじろう (144)
長編
2024/10/15
10:19
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「うん、昨日うちに来た時、話した。
そしたら、今度一緒に警察署に相談に行こうって言ってくれた」
「それが良いと思うよ」
最後に妹はこう言った。
「ねぇ、お姉ちゃん、他にも相談したいことあるから、今度うちに来ない?」
※※※※※※※※※※
ということで私は翌日の日曜日、東京のアパートで独り暮らしをしている妹に会いに行くことにした。
東京駅に着いたのは午後5時過ぎだった。
それから地下鉄に乗り換え、妹の住むアパート最寄りの駅に着いたのは午後6時。
その日、妹は夕方から用事があるので少し遅れるかもしれないが、彼氏はいるはずだから部屋に入って待っていて欲しいということだった。
※※※※※※※※※※
入口ドア横の呼び鈴を押す。
しばらくすると鍵を開ける音が聞こえ、静かにドアが開いた。
隙間から妹の彼氏の顔がのぞく。
「こんにちは。あの、、妹がいつもお世話に…」
突然色白で吊目の若い男の顔が現れたので、私はドギマギしながら頭をさげる。
「ああ、お姉さんですね、はじめまして。
僕今、妹さんとお付き合いさせてもらってる上條弘毅と言います。
あいつ、もうちょっとしたら帰ってくると思うので、どうぞ中で待ってて下さい」
上條は爽やかに微笑みながらドアを大きく開いた。
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