ミツケタ
投稿者:rara (1)
彼女は少し離れたとこに住んでいたので電車で帰るために最寄りの駅に送り届ける事にした。
駅に向かっている最中に私の携帯に一つのメールが届いた。
「彼女を駅に送るんだね」と。
冒頭のにお伝えしたが、当時のメールは誰から送られて来たのか分からないのである。
直感で「愛子だ!」と思った私は周辺を回りながら愛子を探したが見つからない。
そうしている中、またメールが入る。
「探しても無駄だよ」
怖くなり彼女を1人にするのが危険と感じた私は自宅まで送る事にした。
その後、不可解なメールは来る事なく落ち着いていた。
不思議な事に愛子から電話やメールが来る事は無かった。
数週間経った後、2度目の怖い思いをする事になる。
会社の先輩が引っ越しをする事になり手伝う事になった。レンタカーでトラックを借り、1日掛かったが何とか無事に引っ越しが終了した。
その帰りの車内で私が腰を痛めた話しをしていた。その時メールが鳴った。
「引っ越しお疲れ様。腰大丈夫?」と。
先輩と直前に話していた内容である。盗聴するにもレンタカーなので盗聴機を設置する事は不可能。先輩は運転だし、当然私にメールを送ることはしない。
そこでちょっと前に起きた話しを先輩に相談してみた。
それはヤバくね⁈何かある前に番号ごと携帯を変えた方が良いと言われ変える事にした。
変えてからは不可能なメールも来る事なく安心していた。変えてから1週間が過ぎた頃、一つのメールが鳴った。
「ミツケタ」と。
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