猫と殺鼠剤
投稿者:レイレサ (64)
私が幼少期に体験したとても不愉快な出来事とその末路について語りたいと思う。
動物好きには衝撃的な内容であるために、読んでいて気分が悪くなる可能性が高い。
そういう方は見ないことをおすすめする。
それでは・・・。
あれは30年近く前だった。
当時の私は田舎に住んでおり、近所には野良猫や野良犬が当たり前のように存在していた時代だった。
大の猫好きだった私は父の友人から譲り受けた子猫をとても大事に世話していた。
家族はみんなその子猫のことを可愛がっていた。
名前は・・・たしかミケちゃんだったと思う。
ミケちゃんは猫にしては珍しく人懐こい性格で、近所の人や私や弟の同級生から可愛がられており、田舎村のちょっとしたアイドル的存在になっていた。
ミケちゃんも成長して成猫になり、段々落ち着いた性格になっていったものの、人懐こさだけは変わることはなかった。
そんなある日のことだった。
学校から帰宅した私は自宅の前に横たわっていたミケちゃんの姿を見て絶句してしまった。
横に倒れたまま動かない。
寝ているようには見えない。
ミケちゃんの異常な姿に思考が固まってしまい、金縛りにかかったように動けなくなってしまった。
私の気配を察した母が大泣きしている弟を連れて家から出てきたことで、ミケちゃんの身に何か起きたのではないかと不安になる。
「お母さん、なんでやっくん(弟の名前)は泣いてるの!?」
「ミケちゃん動かないけど、どうしたの?」
「お母さん、お母さん、ねぇ、何で、何でミケちゃんは死んじゃったの!?」
弟はわんわん泣きじゃくるし、母も少し難しい顔をしている。
近くの畑で農作業をしていた近所のおじさんが見るに見かねて声をかけてきた。
「あぁ、ミケちゃんね」
「死んじゃったんじゃよ、可哀想になぁ」
「青山さん家(仮名)の奥さんが鼠退治のために撒いた殺鼠剤を餌と間違えて食べてしまってな」
呪いかどうかより、猫かわいそう。
動物虐待する奴はそのうち人間にも手を出しますからね
特に猫を虐待する奴は子供を狙う凶悪犯予備軍
ミケちゃん殺しの犯人が報いを受けて苦しんで死んだのが僅かな救い