知らない写真
投稿者:八尺マン (46)
長編
2024/03/26
23:40
11,095view
「よう。何やっているんだ?」
男性の声が聞こえてきた
親し気で優しい声
どこかで聞いた声だった
「えっ!? ・・・じいちゃん!?」
その声は俺のじいちゃんの声だった
「おう。元気にやっているか」
この場に相応しくない明るい声だった
「いや、そんな場合じゃ・・・」
そこで俺は目を覚ました
俺は踏切の遮断機の棒を上げて、線路内に侵入しようとしているところだった
「え・・・? な・・・なんだ?」
さっきまで線路の中にいたのに、今は踏切の外側にいる
いや・・・違う
俺は今起きたのだ
さっきまでのは夢だ
夢だったんだ
横を見てみると電車がすぐそこまでやってきていた
「わあっ!!」
俺は慌てて後ろに下がった
少しして電車が通り過ぎる
危ないところだった
あのまま夢を見続けていたら電車に轢かれて即死だったろう
電車が通り過ぎ、辺りは静かになった
踏切内を見てみたがそこには何もなかった
俺はその場から急いで離れた
この話は怖かったですか?
怖いに投票する 24票
怖かった。こんな体験はしたくない。
怖かったですヽ(;゚;Д;゚;; ) おじいちゃんに助けられましたね
一刻も早くお墓参りに行っておじいさんにお礼を!!
文章能力に長けている。
リアルに情景が思い浮かんだ分、とても怖わかったです。