叔父さんに何かがあったんだ
叔父さんに何か悪いものが・・・
そこまで考えておかしなことに気付いた
俺は放り投げたスマホを拾い、改めてそのメモを見た
誰が
お前が
お前?
お前ってどういうことだ
これは叔父さんが書いたはずだ
なら、誰がの質問には自分がと書くはずだ
お前がって、じゃあ、これを書いたのは誰なんだ?
その時、誰かが俺の横に立っているのに気付いた
眠っているはずの叔父さんだった
無表情で俺を指差して
「今すぐ、ここで、お前が、首を吊る」
その声は叔父さんにものとはまったく違う
低く、くぐもった声だった
その後、どうなったのか覚えていない
気が付いたら、俺は眠っていた
お見舞いにきた親父が起こしてくれた
俺の隣で叔父さんは眠っていた
俺は叔父さんが起き上がって変なことを言ってきたことを親父に言ったが、信じてもらえなかった
夢でもみたんだろうって
その後、叔父さんは順調に回復して、すぐに退院できた
叔父さんは自分が首を吊ったことをまったく覚えていなかった
俺を指差して変なことを言ったことも記憶にないようだった
問題のスマホだが、いつの間にか無くなっていた
俺がお見舞いにいった時は確かにあったのに
いったい、あれは何だったのか
俺にはわからない
この話は怖かったですか?
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スマホ、新品ではなく中古店で買った物だとしたら…
以前の持ち主の念が入っているのかも知れませんね
コメントありがとうございます!
前の持ち主の念がこもっていたのかも知れませんね?