祖母の家で見つけたもの
投稿者:わい (2)
兄「昨日帰ってから、疲れれてすぐに寝たんだけどよ、変な夢を見たんだ!」
僕「え、変な夢?」
兄「おう、自分の首が切り落とされる夢」
僕は彼女に、会話を聞かれないようにリビングへ向かった。
そう、兄は自分と同じ夢を見ていたのだ。
そして兄も、僕と同じく、首が痛むのだという。
それから僕らは、なぜ二人が同じ夢を見たのか話し始めた。
僕「やっぱり昨日、ばあちゃんの家で見つけたあれのせいなんじゃないかな?」
兄「ああ。俺もそう思う。今ちょうど大学に来てるから、色々調べてみるよ。
ただ、この絵は人に見せないほうがいいな。」
僕は兄の意見に賛同した。
もし、ほかの人がこの絵をたら僕や兄のように変な夢を見てしまうかもしれない。
それで何かあった時の責任を僕たちは取れない。
ほかの人に絵を見せて共有したい気持ちもあったが、こういう時は慎重にだ。
もちろん、Aにも余計な心配を掛けないように黙っているつもりだった。
その日の夜、僕はまたあの夢を見るのではないかと、なかなか寝付くことができなかった。
しかし人間の体は不思議なもので、三大欲求である睡魔の力には勝てず、僕は眠りに落ちた。
次の日の朝、僕は安心していた。
そう、あの夢は見なかったのだ。
やはり疲れと、変な絵を見たことによるストレスであんな夢を見たいに違いない。
そう思った。
心なしか、いつもより体もすっきりしている。
心配事や恐怖から解放され、心もかるい。
隣で、小さな寝息を立てている彼女をいつも以上に愛おしくさえ感じた。
僕に、何もない日常が戻ってきたのだ。
隣で寝ている彼女の頭をそっと撫で、僕は再び眠りに落ちた。
しかし、この日常は長くは続かなかった。
あの出来事があってから、約2週間が立とうとしたころ、兄から急に連絡がきた。
兄「もしもし、S。話したいことがある。
明日の14時に〇〇駅の近くにある喫茶店まで来てくれ」
僕「なんだよ話したいことって?電話でいいだろ?」
兄「電話ではだめだ。いいかS。俺たちはとんでもないものを見つけてしまったかもしれない」
僕「とんでもないもの?それってあの巻物のこと?」
兄「それを明日話す。いいか14時に、○○駅の近くの喫茶店だからな。」
もう少し読みたかったです。
作者です。
すいません、こちらのお話まだ、作成途中でして。
まだまだ続きますのでお楽しみに。