Fさんのフィリピン心霊紀行
投稿者:kana (210)
・・・それから7ケ月、長い長い7ケ月でした。姪の病状が相当悪く、あと1ヶ月来るのが遅れていたら手遅れになっていたでしょう、との事。(まるで名医のようなセリフ)
Fさんはこの間4度、見舞いのためにフィリピンへ行っています。
やがて、ジュンラボ市長から完治したので退院してもいいですよ、と許可がおり、母子を連れてやっと日本へ帰国。すぐにかつて通っていた病院へ診察に行きました。・・・が、当時の担当医が「うちでは診ません」と拒否。なんたって余命半年宣言したのに7か月してピンピンして戻って来たわけですし、あれだけ反対したのに出て行ったオカルト患者ですから、先生のプライドもズタズタで診たくないのもわかりますが・・・。
やむなく熊谷市立脳外科へ、ある代議士を頼んで紹介してもらい、精密検査をして貰ったところ、眼球の後ろにあったウズラの卵ほどの腫瘍が跡形もなく消えているではありませんか。まさに奇跡としか言いようのない出来事に、親族20人で小宴を開いてお祝いをしたそうです。
Fさんは姪の病気を治してくれたお礼にと、市長に対してバギオ市の観光計画を提案しました。「日本人の観光客を沢山呼びましょう(バギオには日本人観光客が一人もいない)それには日本人好みのスポットを作らなければなりません。まず、本格的な日本食が出せるホテル。(フィリピン食はココナツオイルばかりでマズイ)次に、高得点のスコアが出るゴルフ場、さらに日本のプロ野球がオフのとき、キャンプ地として使用できる野球場。資金は私が出しますから、行政的な事で協力して下さい。さらに、治安を良くするよう、軍と警察に協力を求めて下さい」
・・・話はまとまり、翌月、日本から設計に必要な機材とスタッフを5人呼び寄せて、いよいよバギオでの本格的な活動が始まりました。
フィリピンのバギオ市は、今や観光でもそれなりに人気のあるスポットとなっているかと思いますが、実はその走りが、日本人少女への「心霊療法」が発端だったと知る人は少ないでしょう。
Fさんの冒険はこのキナ臭いフィリピンでこの後もまだまだ続きますが、
今回は「不思議な話」ということで、ここまでとさせていただきたいと思います。
kamaです。ご覧いただきありがとうございます。
これを読んで、自分も心霊療法を受けて見たい、がんの治療をしてみたいと思う方もおられるかと思いますが、当方では心霊療法のご紹介はできませんので、その手ご質問には応えできません。ご了承ください。なんといってももともとの体験が古いお話で、マルコス政権時代と言えばほぼ40年以上も前のお話です。ヒーラーのジュンラボ氏もご存命かどうかもわかりません。それに現代医療は素晴らしく発展しておりますので、安易に心霊療法に頼るより、現代医学を受ける方が得策なのは言うまでもありません。どうしてもという方はご自分でお探しくださいますよう、先にお断りさせていただきます。
今、フィリピンのジュンラボでぐぐってみたら本当に心霊術やってる動画とか出てきましたw
確かに元バギオ市長で、奥さんの名前はユウコさんだそうです。びっくりしたー!
怖さは全くないが、両者共にWinWin!続きを楽しみにしています。
↑kamaです。コメントありがとうございます。楽しんでいただければそれで本望です。
尚、本文ラストでF氏は自分の資金でホテルやゴルフコースなどを作るとすごく気前のいいことを言っていますが、そこはやっぱりビジネス。日本国内でゴルフ場の会員権を売りさばき、それだけで55億円売り上げたそうです。そりゃコースでもなんでも作りますってね。昔の日本人ってみんなゴルフやってましたよね。バブルのころにはマンション買えそうなほどのゴルフ会員権もあったりで、時流にのってたんでしょうね。
kamaです。「Fさんたちたち」と誤字になっている部分がありましたので修正しました。
こういったお話は最高です。とても面白く読ませていただきました。続編をお待ちしております。