「…先輩、、これっす」
「えっ」
よーく耳を澄ます。
…声が聞こえる。
・・・キャハ
・・キャハ
キャハ・キャハハ
小さな女の子のような声が聞こえる。
ゴクリっ
「…」
「…」
二人とも唾を飲みこんだのがわかった。
キャハハ
タッタッタ・・・
その声は自分たちの一つ下の階の階段の踊り場の方から聞こえる。
「これ…女の子っすよね」
「…うん」
当たり前だけど、時間は朝5時30分過ぎ。
大人はもちろん子供なんかいるわけがない。
けど、確かに聞こえる。
「…お前聞いたのって…これ?」
「…そうっす」
小声で話す。
が、たしかに聞こえる。
キャハ・・・キャハハ
ダン・・・タッタッタ
遊んでいるようなその声は3階の踊り場まであがってきてすぐそこで聞こえる。
「…」
「…」
動けなくなる二人。
この話は怖かったですか?
怖いに投票する 27票

























ご冥福をお祈り致します