短編
2023/07/04
20:48
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「おまたせ〜」
母の声だ。
と
「あんた、早くこっちきなさい!!!」
怒りにも感じる声色で母が呼ぶ。
その瞬間身体が動いた。
すっと玄関のほうに目をやると、母がいる。
「えっあっ、うん」
たったったっ
玄関まで着くと外まで引っ張り出された。
「えっなに??」
わけがわからない僕に対し母が。
ぱっぱっぱっ
と何かを僕にかけている。
「…これは?」
「いいから、立ってて」
そうゆう母がさらに
ぱっぱっぱっ
「これはね、清めの塩」
「なにそれ?」
聞き返すと。
「お葬式とかに行くと必ず家に入る前にしないといけないって言われているものなの」
「お葬式場はそうゆう場所だから穢れ|《けがれ》が体に移って連れてきちゃうこともあるから必ず渡されるの」
「でも、お前先に帰っちゃったし、まだしてなかったでしょ。だからやったのよ」
そうゆう事をするのを知らなかった。
「あっそっか。ありがとう」
「これでもう大丈夫」
「うん」
…
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葬式にいったら清め塩しないといけないね。
視線を感じる時は横や後ろより「上」、シャワー浴びてる時とかトイレの中とかね。。。