とり憑かれやすい人
投稿者:初めての書き出し小説風 (10)
短編
2023/06/28
14:48
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どさっ
「ふぃ〜はいれたー」
着地し体を立ち上げると目の前には左右が大木が連なっている真っ暗闇の一本道。
「…幼稚園見えないな」
「これ本当にあるんか?」
と思いながらも後輩が。
「ありますって!行きましょ!!」
と、テンションが高い後輩。
「うっし、行くか」
3人は自分のスマホのライトをつけ歩みはじめる。
暗闇の中、時間として3分くらいだろうか。
体感は10分くらいかかった道から拓けた場所に。
「あっ先輩!ありましたよ!」
あたりは木々ばかりで月の光もあまりないが、そっと佇む平屋作りの木造幼稚園。
…
「。。。こっわ」
「ガチやんこれ」
と、少しビビりながらも好奇心でゆっくりと幼稚園の中へ。
ぎしぎし…ぎしぃ
中にはいると木が腐敗し天井からは空が見えたり、床は穴があいている。
ぎぃし、、、ぎし
歩むたびに嫌な音があたりを包む。
「こ、これ床ぬけるから気をつけんと」
「…で、ですね」
正直、もう3人はかなりビビっている。
佇まいや床の音による影響もあるが、なにより…
小さな椅子やロッカーなど所々そのままおいてあるのです。
黒板を見れば、[昭和〇〇年〇月〇日]と残っていたり。
ロッカーの中には小さな|上履き《うわばき》があったりと。
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そのお姉さんが凄すぎる。誰経由で連れて来たかまで視えてしまうなんて