あたり
投稿者:こく (1)
長編
2023/06/06
16:14
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D
「・・・・・」
Yさん
「ほんなら、俺トップバッター行くで!京都に清滝トンネルって所があってな・・・」
そして最初の話が終わった。指さしの時間だ。
Nやん
「最初から中々ヤバい話やったな。じゃあ指さしいくで。せーの!」
天井を指すYさん、台所を指すD、自分の股間を指すNやん、そして・・・押入れを指すTくん&Eちゃん
D
「・・・押入れか。」
Yさん
「押入れヤバすぎて俺わざわざ避けたのに。空気読んでや・・・」
Tくん&Eちゃん
「ごめん、つい。」
Nやん
「大丈夫やって。そんなあからさまな所は逆に無いって。やから、はい。早よ確認しちゃって。」
Tくん
「そんなん言うならNやん頼んだ。」
Nやん
「ごめん、俺、押入れだけは開けるなって。おかんの遺言やねん」
Yさん
「お前のおかん、今日めっちゃチャリンコ漕いでたやんけ。」
若干本気でビビりながらあーだこーだ言っていると、
Dが無言のまま立ち上がり、すぱーんと勢いよく襖を明け放った。
D
「何もない」
この話は怖かったですか?
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「娘は畳の下にいる」だよね。
↑なるほど
廃屋が現場だったってことか。
Dの「何でみんな知ってんねん!」ってどう言う事だろう?
実はDはおじさんから「娘がどこにいたのか」まで聞いていたけど、そこまで話すとそういうことなら~ってわざと全員畳を指さすって考えたからそこまでしゃべらなかった…ってことなんですかね。
で、しゃべらなかったから娘がどこにいたのかなんて知るはずもないのにのになぜか全員畳の下を指さしたから「何でみんな(娘がどこいたか)知ってんねん!」って言ったのかなと。
なるほど!
それでDはこの廃屋がまさにその話の現場だったって気付いて逃げ出したってことかな?