某テレビ番組のお蔵入りネタ
投稿者:とくのしん (65)
長編
2023/06/01
09:38
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二人が無事下山できたのは夕暮れで日が完全に落ちた頃だった。
「やっと下りられましたね・・・」
山辺が肩を落として上田に声をかけた。
「もう大丈夫だよな?」
「そう思いたいです」
それから何事もなく車を走らせていくと一軒、二軒とポツリポツリ民家が見えてくる。
集落に入ったことで二人は少し安堵した。
「あぁ、ここまでくればもう一安心だな」
「そうですね。にしてもこのあたりみんな戸締りが早くないですか?一軒も電気がついていないですよ」
集落に入り目にする民家全てが真っ暗。それどころか街灯一つさえ明かりがない、そんな異様な光景に二人の背筋を冷たいものが伝っていく。
「あの上田さん・・・」
「山辺さん、大丈夫。先を急ごう」
山辺の言いたいことは察していた。その言葉を遮って上田は黙って車を走らせた。
時に取材で妙な出来事に遭遇する。これもそんな体験談の一つである。
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あ、月初か
今月も精が出ますね、おつかれさまです
よく見ている番組です。
面白半分で心霊スポットに行くYouTuberと違い、意図しない心霊スポットへの訪問が一番怖いですね
地元の方が言い淀む家は今後ご注意なさった方が良いですね。
連れて帰ってくると厄介なので、お清めの塩なども持参した方が良いかもしれません。
ポ○ンと一軒家?…地元民の反対を強行取材したら怖い目に。唯一の住民らしき男は何者?何やら不気味なイノシシが、事件の真相を握っているかの様…単なる見間違えであって欲しい。いや、怖い!
いや警察電話しろよ・・
つまり、村の人っていうのがそもそもいない…ってこと?
「あそこには行かないほうがいい」と言った人も・・・?
とくのしんです。
2ヶ月続けて大賞受賞することができました。怖いに投票してくれた方々、本当にいつもありがとうございます。目標としている100以上の怖いを獲得できて嬉しい限りです。
今月は2作品、会社のPCに保存してあるので、月曜日以降に投稿する予定です。
怖い話が似合う時期になってきましたので、ぜひとも楽しんで頂ければ幸いです。
多分フィクションだろうがおもしろい
このような話またよろしくおねがいします
面白かった
最後のオチもいい
筆者を自分にしないとその時の会話とか知ってるのおかしいよねってなっちゃうな
受賞を目指して投稿された創作と考えたら面白みが半減しました…
残念です。
ご想像におまかせしますじゃなくて
ちゃんと作ってほしい
持ち主がいるかもしない家の敷地内に勝手に入って撮影しまくるテレビクルーの方がムカつくな。そんなんいたらチビるくらい脅かしてやりたくもなるわ。