よく見るとそれは椿の髪飾りで、私が何度の見た老婆が付けていたものにそっくりでした。
怖くなって私はその髪飾りを拾わないで、その場を逃げ出してきました。
このようなことがあったために、中学生のときの修学旅行は他よりもくっきりと私の思い出に刻まれています。
私が何度もすれ違ったあの老婆がきっとあの旅館で殺された老婆だったのでしょう。
そしてこの話を広めていたあの従業員も老婆本人だったのではないかと私は今も思っています。
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