体験談『通り道』
投稿者:祢気仮谷 (1)
短編
2023/02/13
22:01
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こんな話を彼にしても信じてもらえないかもと思っていましたが、「別にいいよ」と承諾してくれました。
それから数日、何事もなく夜を過ごしていました。
たまに一瞬気配を感じましたが、一人ではないという心強さがあったので、気のせいだと思えるようになりました。
仕事で疲れているのか、彼は眠そうに今夜もお泊り。。。
私 「最近忙しいの?疲れてるね」
彼 「うん。眠い」
私 「夜ねてるじゃん」
彼 「…あのさ、言うか迷ったんだけど、となりの部屋さ・・」
私 「…うん」
彼 「小さい子供が見てるんだよね…いつも。気になって眠れない」
私 「…」
私は彼に、小さい子供みたいという事は言っていません。
認めざるを得ない羽目になりました・・・
あれから数年、結婚して実家を出ていますが、泊りに行く事はありません。
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未だに子どもの霊が実家にいるのかしらね。
知らない女性が訪ねてきたのは結果的によかったのでしょうが、お願いをした訳でもないのに突然来ることってあるんですね。