少し悲しいお話
投稿者:細雪 (8)
これは以前、私が聞いた少し悲しい話です。
幽霊が成仏する条件の1つに死んだことを受け入れるというものがあるのだそうです。
どうやって受け入れるのかというと、生きた人間をみていく内に、自分が見えていないことに気づき、最終的に死んだという結果を受け入れるらしいです。
それなら死んですぐに成仏しそうなものですが、幽霊は魂と幽かな残留思念だけなので五感がかなり衰えているそうです。なので生きた人間に気づくのは、静かな場所で、かなり近づいたときくらいしかできないようです。何も見えない、聞こえない、満足に動けない、こんな状況で一瞬だけ
生きた人間が眼に写る時間を過ごすのは想像も絶する苦難です。幽霊は深夜に人に襲いかかるのではなく、幽かな希望にすがるように訴えかけてきているだけなのです。 そこでたまたま波長があった人に視えてしまい、恐怖体験をしてしまうのだそうです。
人があまり訪れない場所で亡くなった場合、幽霊にとっても生きた人間をみることがないため、成仏することができず、その内に意識も幽かになり、いわゆる悪霊になってしまうのだと。とはいえ、身の回りでも悪霊になってしまうことはあるようです。
雪が降り積もった後、何日かしても雪が残っている場所とかもそうです。滑るとあぶないから人は近づかない、陽が当たらないから幽霊からは暗すぎてなにも見えない。そういう場所にいるといつまでも成仏ができないそうです。
この話を聞いて、思い浮かぶ場所があるかたは、次からそこを通るとき気に掛けてあげてください。あなたからは幽霊がみえませんが、向こうからはみえるかもしれません。たったそれだけのことで、真っ暗闇から救われて、成仏できるかもしれません。お願いします。
勉強になりました。
痛み入ります!
ありがとう