悪霊の仕業?
投稿者:ツェペット (1)
掃除もだんだんと終盤に近づき、整理も付いてきてゴールが見えてきました。
大きいものは相変わらず動かない仏壇のみ。
そして万年筆はどうするかと言う話題に戻り、売れるかどうかも分からないし、小さいものだし燃やしてしまうという息子さんの意見もあり燃やすことに。
なぜかその時には全員が庭にいて万年筆を燃やす場面に立ち会っていました。
そして万年筆を燃える火の中に入れた瞬間に野太い男性のような声で「うわぁぁぁぁぁぁ」と吠えるような唸るような声が響きました。
一瞬何が起こったのか誰もわからず、全員が固まりました。
しかし、確実に万年筆を火の中へ入れた瞬間に聞こえたものでした。
あの龍の万年筆は一体なんだったのか、そしてあの声はなんの声なのか。
その瞬間に全員の意見が一致して、お祓いをしてもらおうと言う事になりました。
後日、お祓いをして頂き悪霊の仕業だったのではないかというお話がありました。
何か強い力を感じると。
私には全く分かりませんでしたが、お祓いをして頂いた事で何だか気分は少し軽くなっていました。
するとあんなに動かなかった仏壇ですが、男性数名ですんなりと持ち上がり扉も開くようになりました。
お祓いの後は何も奇妙な事は起こらずに作業は進み、お屋敷はすっかり綺麗に片付けられて息子さんも大変喜んでくださいました。
今、そのお屋敷は売ることはせずに解体される事になり更地となりました。
地域の名物とも言われるくらいのお屋敷が無くなったのは少し寂しいですが、これで良かったんだと思いました。
いまだにあの1、2週間の出来事は不思議でなりませんが、地域の人も今はその事を話題にすることもありません。
あのお屋敷の中で何が起こっていたのか、生前の家主さんのことについて多くは知りませんがきっと成仏されたんだと思います。
あれ以来、少し敏感に色々な物を感じ取ってしまいますがあまり恐怖を持たずに生活しようと心がけています。
実際に悪霊がいるかどうか今でも分かりませんが、生きていた人の思いなどが色々な形として現れるのかなとも思います。
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