廃遊園地とやくざ

普通に昔の管理人とかが住んでる？

警備員の待機場所とか？

いずれにしろ、このままじゃ心霊スポット探索じゃなく不法侵入だ。

早いとこずらかろうと言ったが、

「絶対お宝が眠ってるからｗ」

とか言ってきかない。いや、そのお宝持ってったら泥棒やん…。

こうなったらきかないKの性格も分かっていたから、

とりあえず電気を消して、Sに入り口の見張りを頼んだ。

俺もテンション上がっちゃって色々探索してたら、

机の中から銃が出てきたんだよ。

Kも棚の中に日本刀の小さいやつ？を見つけたらしく、

「まさかやーさんの巣…？」

とか思ってたけど、どうせエアガンと模擬刀だろっつって探索を続けた。

そしたら部屋の床に、床下の収納スペースがあったんだよ。

「絶対なんか隠してるぜ！開けてみよう！」

Kと同時に床の取っ手を引っ張り上げた。

まあ、御想像通りかもしれないが大量の白い粉。

中身は見えてなかったんだけど、紙袋に包まれた塊が積んである感じ、

どう考えても魔法の白い粉。

その瞬間、入り口の方からSの悲鳴が聞こえてきた。

電気が着いて、いかにもな方々が顔面血だらけのSを抱えて入ってきた。

その中のリーダー格？のスキンヘッドのイケメン親父に話しかけられた。

名前知らんけど、仮にXとします。