あの日の記憶
投稿者:chocolate (1)
短編
2022/11/10
15:21
734view
これは、まだ自分が幼いころに友達の家でお泊り会をした時の話です。
私の友達は家族ぐるみで仲が良かったため、家族同士でよく遊んでいました。
ですがその日の夜はなんだか胸騒ぎがしながらも過ごしていました。
その子の家の玄関は石畳でできており、その子の家族がみんなで作った玄関だったそうなのですが、私はその玄関から異様に視線と寒気を感じました。
夜、眠れずうだうだし、気分転換に外に出たとき、やけに寝静まっていて不安な気持ちになり、ふと外の玄関をみると足首まである白いワンピースを着た女性がいました。
ただその女性は明らかに何か様子がおかしく、大きな声で叫んでいるものの声が全く聞こえなかったのです。その女性の周りには炎のような、禍々しさがあるような赤いオーラを放っていて狂気を感じました。一瞬が目が合ったかと思ったのですがその時には消えていました。
大人になってからも鮮明に覚えているのですが、その当時は怖くてそのことを話せていませんが、何かの形でずっと叫んでいるのだとしたらそのとき怖がらずに話してその人を成仏させるべきだったなと反省しました。
もしおなじようなことがまたあった際はしっかり向き合ってあげようと思います。
前のページ
1/1
この話は怖かったですか?
怖いに投票する 6票
ご冥福をお祈りします。
友達の家族には障りが起きていないのかな?