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呪い・祟り

ぴさんによる呪い・祟りにまつわる怖い話の投稿です

変なメール
短編 2022/10/31 20:52 2,117view
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私にそのメールが届くようになったのは、ちょっと肌寒くなってきた秋の始まりだったと思います。

初めのメールは「お迎えに行くよ」の一言でした。

全然見覚えのない知らない人からのメールだし、変なメールだなと思っただけでした。

けれどそれが毎日届くようになり、あまりに気持ちが悪くて、学校の友達に相談しました。

友達は「ストーカーじゃないの!?」とすごく心配してくれました。

その頃になるとお迎えにいくよの後に奇妙な数字が付くようになりました。

最初は何か分からなかったけど、だんだん数字が減っていくのを見て、カウントダウンみたいだなとより怖くなりました。

まるであと何日で誰かが迎えに来るとでも言うようでした。

ただの悪戯の可能性もあるし、犯人も分からないので、私は手も足も出ない状態でした。

そしてカウントダウンの数字が1になったとき、「誰かを身代わりにしますか?」というメールが届いたのです。

私は気にしていないそぶりをしながら、結構そのメールに追い詰められており、怖かったのです。

だから咄嗟に相手に「みーこ」と返信してしまいました。

実家で飼っていた猫がいて、その名前をその知らない相手に返信したのです。

何事もないことを祈りながら、その日は眠りました。

翌朝すぐにメールを見たけど、何のメッセージも届いていなくてホッとしました。

その日の夜だったでしょうか。突然実家の母から電話がかかってきて、「今日の朝早くにみーこが亡くなった」と報告を受けました。

このときに感じたぞっとする寒気は今も忘れられません。

みーこはまだ6歳で、急に亡くなるような病気は抱えていませんでした。

私はあの日咄嗟に、実家の飼い猫の名前に書きました。

しかし、その他にも家族や友達の名前が一瞬浮かんでいました。

あのときもし咄嗟に家族や友達の名前を書いていたらと思うとぞっとします。

そしてあの最後のメールに何の返信もしていなかったら…死んでいたのは私だったのかもと思うと震えが止まらなくなります。

あれは誰からのメールだったのでしょうか。

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コメント(5)
  • 色々怖いですね;

    2022/10/31/21:14
  • 猫のミーコが安らかに成仏することを祈ります。

    2022/10/31/22:23
  • ミーコの名前を書くなんて有り得ないですよ。

    2022/11/01/03:05
  • 不謹慎ですが、プー○ン大統領、なんて書いたら歴史が変わっていたかもしれませんね

    2022/11/01/22:55
  • ミーコ。。。

    2022/11/02/11:01

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