愛の裏にある闇
投稿者:りー (118)
私が昔付き合っていた彼氏の事です。
彼は所謂デブ専で、ぽっちゃりしていた私でもとても愛してくれました。体型がコンプレックスで恋愛に奥手だった私には彼の愛が有難く毎日幸せでした。
彼は私の為に美味しいケーキやフライドチキンを大量に買ってきてくれて私は思う存分食べました。モリモリ食べる程「君の食べてるところ、すごく好き」と言ってくれるのです。
体重が3桁に届きそうな時、友達が「貴方の彼氏ヤバイよ」と言うのです。友達曰く彼氏は私に不健康な食生活をさせて太らせ、こんな太った自分でも受け入れてくれる優しい恋人として私が離れられない様にしているとの事。
最初はそんなはずないと反発しましたが「じゃあこんな不健康な食事させる事のどこが愛なの?本当に愛してるなら心を鬼にしてダイエットさせるはずだよね」と言われハッとしました。
急に彼の行動が疑わしくなりました。私を愛しているふりをして支配下において優越感に浸りたいだけでは無いか。
そう思い、試しに彼にダイエットしたいと言うと急に目の色を変えて「何でそんな事言うの?僕の愛が信じられないの?君は好きに食べてればいいんだよ。ほら、今日もケーキを買って来たから」と言われ友達の言っていた事は正しかったと思い知りました。
私は彼の支配欲を満たす為だけの道具だったのです。そうとは気づかせず、ずっと私を愛しているふりをし続けていた彼には恐ろしいものを感じました。
私はすぐに彼と別れました。一緒に居続けたらまるで家畜の様に飼い殺されると思ったからです。優しさの裏に隠していた闇の深さに恐怖した出来事でした。
※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。