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心霊

タランチュラ4946さんによる心霊にまつわる怖い話の投稿です

実家の別宅で起こった話
長編 2022/10/09 23:33 2,995view

後日談ですが自分は昔から憑依体質という事もあり、色んな霊能者の方に、憑依した霊達や、生霊なども払ってもらっていましたが、その霊能者の中でも特に信用が出来る人に、ある時に実家に来てもらって家族全員色々とみてもらう機会がありました。

その時、ついでにその別宅を見てもらったのですが、いつもは冷静なその人は、家の扉を開けた瞬間に『ここはやばい!鳥肌が止まらない、、』と、汗を沢山かいていました。

霊能者の方曰く、この家は丁度、霊道上に建っているらしく、一体どころではない、様々な霊が行き来しているそうです。その霊能者の方が『気休めではあるけど、、』という事で、家の至る所にお札を貼っていってくれました。

その後は冬に店として利用する以外には、夜に近づく事も出来るだけ避ける様になりました。

やはり昼間の営業中も何人かで下で作業している間は気にならないのですが、1人になったタイミングになると、足音は聞こえてきてしまいます。

姿形こそ見えませんが、確実にそこに何者かが居るのはたしかです。

そして、今となってはその家での冬の営業もしなくなり、余計に普段から人が入らない、誰も住まない、物置の家の様になっています。

実家の家の方は、自分が住んでいる家と古い住宅がくっ付いて二世帯住宅みたいになっているのですが、兄貴夫婦(子供3人)が、その古い家を壊して同じ場所に

新築を建てるという事で、その家ができるまでの間、仮住まいとして例の別宅に兄貴家族が皆んなで住まないといけなくなりました。

兄家族は、猫を1匹飼っているのですが、流石に猫はスピリチュアルな動物だけあって誰もいないところを見上げて鳴いていたり、怯えた様子を見せたりしている様です。

兄に関しましては、よくオンラインゲームを友達と話しながらするみたいなのですが、仕事が終わって子供達も寝静まった夜に1人でいつも通りゲームをしていた時に、自分のうちの猫が天井の方を見つめて怯えていたそうです。

その次の瞬間に『あーーーーーー』という女性とも男性ともとれないもがき苦しむ様な声が猫が見上げていた天井の方から、ハッキリと聞こえて来たそうです。

因みに何人かとオンラインで話しながらゲームをしていた兄ですが、話し相手の2、3人の方もその声がハッキリ聴こえたそうです。

今までは足音や、気配でしたが声は初めてなので、更に気味が悪いですよね、、やはり、霊能者の言う通りお札も気休め程度で、ガッツリと霊道の上に建ててしまった家では、霊現象を抑え込むのはなかなか難しいみたいです。

今後更にこういった現象が悪化しない事を祈るばかりですが、不思議なのは、霊道はもちろん家を建てた時から変わらずにある筈ですし、昔は全く無かった事がこの十数年で多発する、、、やはり人があまり来なくなった家では、霊達も住みやすくなるとも聞きますし、掃除や、神棚の管理、整理整頓、その他基本的な事を怠ってしまった事により、あまり良く思わないご先祖様達の影響も少なからずあるのだと思います。

そういった場所では体調ももちろんの事精神的にも影響が出てしまう事も多々あると思うので、日本人が忘れてしまった、目に見えないものを大切にする気持ちや、本当の故人達に対する供養、先祖に対する感謝の気持ちを、古き良き日本人の素晴らしい精神を今一度思い出して、実行していきたいと深く考えさせられる出来事です。

実は身近な所にもそう言った目には見えない【恐怖】、言い換えれば学びですが、というのは潜んでいるんだなと、実感する出来事でした。

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