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心霊

大関さんによる心霊にまつわる怖い話の投稿です

あの女は何者だったのか
短編 2022/10/08 01:22 1,016view

学生時代に電車で通学をしていましたが、満員電車に慣れなくていつも端のほうに陣取っていました。

香水やおじさんの臭いとかが混じる電車内は本当に苦痛で、早く降りたいと感じていましたが、ある日強烈な視線を感じたんです。

それは髪が長い女でマスクをしていて、黄色と茶色が混じったような服を着ている特徴がありました。周囲から浮いていてお世辞にも綺麗な感じでもなく、自分としては不気味に感じたんです。

そのためすぐに違うほうを見て無視をしましたが、なぜかその女は自分をずっと見ている。他のほうを自分は見ていますが、視線は明らかに自分に向いていることを感じていました。

気味が悪いので2駅前でしたが一旦降りて、違う車両に乗りなおしたんです。そこでビックリしたのが、なぜかその女がその車両に乗っていて自分を見てきたことです。

移動したのかとゾッとしましたが、負けてなるかと今度は睨みつけました。そしたらニコッと笑って、そのまま私の顔を見つめてきたのです。あまりの恐怖に目的地の1駅前で降りて、そこから歩いて学校まで行くことにしましたが、なんと後ろからその女がついてきました。

自分は近くの交番に駆け込み不審者につけられていると訴えて、お巡りさんに周辺を見てもらいましたが、その女は消えていたんです。

それから二度とその女と遭遇することはありませんでしたが、そもそも現実に存在したのかすら今では分かりません。

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コメント(1)
  • その女の人は誰だったんでしょうか?
    気になります。

    2022/10/08/11:26

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