異世界
投稿者:新田 (3)
短編
2021/02/12
21:15
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目が覚めたら自分の部屋にいた。
夢と現実がわからなくなって、とりあえず一階に降りてリビングに向かうと母さんが「大丈夫?」とえらく心配した顔で俺をみた。
俺は何が何だかわからなくなっていたので、話を聞くと、夕方、ひどく疲れた表情で帰ってきた俺はすぐに自分の部屋に行き、それからずっと寝ていたそうだ。
夕方、となるとあの真っ暗な世界から全て夢なのかと思った。少し安心した。
こういうことをしていたというと親に叱られそうなので、ちょっと運動しすぎてと誤魔化すと、母は熱はないかとおでこに手を当てた。
その時の手の感触が、べちゃっとした、あの化け物と同じようだった。
それからもうずっと、オカルト的なのから離れている。怖い話をされても断るようにした。
周りにノリが悪いと言われても構わない。
またあの世界に戻されるよりかは、ずっといい。
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これ未完で間違えて出してしまいました。
ちょっと気になるやんけ!!!
これは家族が入れ替わってますわ。
最後、いつもの母の手の感触で安心した。でも二度とこういう話を試そうとも思わないし怖い話をしようなんて誘いも断ってるって方がリアルでよかったな。
心配した母親が書き手が寝てる間におでこに手を当てたりしたときの感触が夢に出てきたってだけか