地獄から天国へ、落ちていく私のココロ
投稿者:レイレサ (64)
長編
2022/08/01
20:04
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沖「ある日、元相方と話し合いした時に喧嘩になってしまってね・・・」
沖「それっきりになってしまった」
何ということだ、沖君も私と似たような経験をしていたというのか。
誰とでも仲良くなれそうな沖君ですら、喧嘩別れするような相手が居たとは。
急に沖君がログアウトする。
私はまさかと思った。
画面には見覚えのない集団が歩いていた。
数分後、沖君は意気消沈したまま再ログインしてきた。
私「もしかして、さっきの集団がそうなの?」
沖「そうだ、元相方と仲間達だ」
私「だからログアウトしたんだね」
沖「ただ、俺はあの子と仲直りしたい」
私「出来ない理由があるの?」
沖「取り巻きがいるからだ」
沖「取り巻きがいるから近付けない、側に行こうと何度も歩み寄ったことがあったんだが、取り巻きがガードして無理だった」
私「仲直りしたい意思はあるんだね」
沖「いつか絶対仲直りしてやる!」
沖「だから君も諦めるな」
私(諦めるな・・・か)
沖君は元相方とはなんとしても仲直りしたいようだが、彼女の周囲には守るように仲間がいる。
その仲間が沖君のことを「寄るな!」とか「あっちへ行け!」と罵るそうだ。
元相方を守るボディガードのような感じらしい。
それでも諦めない沖君だったが、ある日の彼はかなり弱々しそうな言葉でログインの挨拶をしてきた。
私は沖君に何があったのか尋ねてみる。
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