夢の中の夢と現実
投稿者:パル (1)
謎に「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏…」
と心で唱えていました。
その間も”なにか”は私の上に乗り、ほか2人は私の布団の周りをガサガサと走り回っています。
無限のような時間が過ぎました。
身体を動かし続けていると、だんだん”なにか”が軽くなるのを感じます。
ここはもう一気に全身を使って暴れるしかありません。
バタつかせ、ついに気配が薄くなった時…私は瞬間バッと目を開けました。
私は私の部屋におり、いつもの布団の中です。
ただし、”なにか”3人が部屋の入り口おり、こちらをジィーッと見ています。
震える私を見て一人が言い捨てていきました。
「次に来た時は殺すからな…」
バッとまた目が覚めました。
今度は何もいません。
私の部屋の私の布団の中。
ふすまはしっかり閉まっています。
今の状況が夢なのか現実なのかまだ判断がつきません。
あまりにも疲れてしばらくボーっとしていました。
最後に吐き捨てられた言葉があまりにも怖く、再度布団で眠ることなどできません。
何分経ったか、ようやく現実にいると確信できました。
布団から起き上がり、リビングのソファに座ります。
まだ、明け方4時頃のようです。
外は真っ暗です。
トイレに起きた父が、ソファに座った私を見てめちゃくちゃ驚きました。
「布団で寝なさいよ」
私は、
「寝たら殺される」
と呟きました。
そのあとの記憶はもう曖昧となっています。
ひとまず布団に戻り寝ていたようです。
部屋に日差しが入った時、私は私の部屋にいていつもの布団の中にいました。
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