夢の中の夢と現実
投稿者:パル (1)
私は幼い頃から怖い夢を見る事が多くありました。
また、不思議なこともよく起こりました。
例えば、
お墓参りの前日の夜に亡くなった祖父が夢に出てきて私に頼みごとをする。
親戚のお葬式の際に、何もしていないのに手に持っていた数珠が弾け飛ぶ。
亡くなった祖母が夢に出てきて、自分の天国での近況報告をする。
などなど。
こういった夢や出来事であれば特に気にもしませんし、翌朝に家族に話してそれで終わりです。
ただ、怖い夢の場合はどうにもなりません。
非現実的な場面で恐ろしい事が起こる夢と、自分の寝ている部屋でまさに今起こっているという場合の夢、
2つのパターンがあります。
共通して怖いのは、夢から覚めてもまだ夢の中だった…というのが繰り替えされることです。
以前、冬の間、自分の部屋を場面とした怖い夢を連夜見ていました。
始まった時はもはや夢か現実かは自分では判断ができません。
何かが起こる…なぜか気づきます。
怖いので目をギュッと瞑っていると、ズズズズ…と部屋のふすまを開ける音がします。
目を開けて確認はもちろんしませんが、明らかになにかが入ってきて私を見ています。
恐ろしいものが3人いるのが気配で分かります。
「今目を開けたら絶対にその”なにか”と目が合い殺されてしまう!」
ジッと身を固めていますが、むしろ金縛りとなっていて身動きが全く取れません。
金縛りにあった時は、とにかくがむしゃらに動くことが大切だと思っています。
夢か現実かわからなくてもとにかく手足をバタつかせるとだんだん身体が動きます。
でもどうしても体を動かすことができません。
”なにか”の一人が私の上に乗っているんです。
重くて呼吸もできません。
そしてその”なにか”の怖いのは、存在ももちろんなのですが、明らかに私に対する
殺意を持っているんです。
なぜだか分かりませんが、気配からその殺意を感じるんです。
「怖い、動かなきゃ、怖い、動かなきゃ…」
そう思い、私は必死にもがきます。
※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。