開かない段ボール箱とドア
投稿者:中目黒 (5)
これは僕が体験した怖い心霊体験です。
当時僕は、高校一年生で、夏休みに田舎のおばあちゃんの家へ遊びに行きました。
そこは山奥にある一軒家で、周りは自然に囲まれていました。
そこで一週間ほど過ごしていたのですが、ある日、ふと夜中に目が覚めてしまいました。
すると窓の方からカタッという音が聞こえた気がしました。
(なんだ?)と思いながらも特に気にせずまた眠りにつきました。
しかしそれから毎日のようにその音は聞こえてきます。
最初は気になって仕方がありませんでしたが、三日も経つとだんだん慣れてきて気にならなくなりました。
そんなある日の夜中、僕はまた目が覚めてしまいました。
「んー」
と伸びをしてから目を開けて時計を見ると深夜2時を指していた。もう一度寝ようと思ったけどなかなか眠れません。
(しょうがないな……)
そう思いながら起き上がり部屋の電気をつけました。
そして部屋を見回してみました。
すると、机の上に見覚えのない箱があることに気づいたのです。
近づいてよく見るとそれは段ボール製のものでした。
大きさ的にはA4サイズぐらいでしょうか。
でもこんなものさっきまでなかったはず……。
不思議に思った僕はなんだろう?と思ってその段ボールを持ち上げようとしました。
しかしなぜか持ち上がらないのです。まるで何か重いものが入ってるかのように……。
試しに振ってみても同じでした。
一体何が入っているのか疑問に思ってガムテープを剥がそうとしました。
しかし全く開きません。
どうやらこの中には鍵のようなものがついているみたいでした。困った僕は親に相談しようと思い、ドアを開けようとしたのですが、なぜか開かないんです。
(あれ?おかしいぞ?)
僕は焦りました。なぜならいつもならすぐに開くはずの扉がビクともしないからです。
僕は何度もガチャガチャやりました。しかし全然ダメだったのです。
もうわけがわかんなくてパニックになりました。
(なんでだ!?なんで開かないんだ!!)
そう思っているうちにだんだん怖くなってきました。
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