「夜中に何人もの人がいて、みんな深刻そうな顔をしていたのに、あなただけが笑ってた…。
だけど本当に怖かったのは、誰にもその笑い声が聞こえていないみたいに周りの人も救急隊の人もあなたに無関心だった…。
笑っていたあなたはまるで、私にしか見えていないみたいだった…。今のあなたは、あなたよね…?」
僕は今にも逃げ出したいほどのかつてない恐怖を感じていたが、彼女に言っておかなければいけないことがあったので、なんとか踏みとどまることが出来た。
「たぶん僕だよ。ちゃんと戻ってきた。」
僕は続ける。
「6年間、地獄のような夢を見てたよ。ずっと殺され続けてきた…
そしてこれからは…君の番なんだ。」
凍り付く彼女を見て、僕は嗤った。
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