絶対に給食を食べない不気味な友人Sとその母親
投稿者:雅 (2)
俺らはふたりとも文化部だったからさ、部活は軽めだったんだ。
だから放課後はよく俺んちで遊んでた。
Sの家って結構厳しいらしくて、ゲームとか全然買ってもらえなかったらしい。
のめり込むようにやってたよ。
なんかあの時間が楽しかったんだよな。
俺んちの晩飯ギリギリの時間まで粘って、夕方くらいに帰るんだ。
毎日じゃないぜ?
Sは塾に通ってたみたいで、俺んちにくるのは週にだいたい2日くらいだ。
S、めちゃくちゃ頭良くてさ。
定期テストとかだとトップクラスなんだ。
よく勉強教えてもらってたよ。
そんな話しをしたらお袋が大興奮。
「お金は気にしなくていいからSくんと同じ塾に行って!」って言われたんだ。
俺もまぁ「なんか楽しそうだなー」くらいに思ってたから、何の気なしに聞いてみた。
「どこの塾行ってんの?」って。
そしたら一瞬目を泳がせて、「教えたくない」って言うんだ。
Sってさ、基本的にはイエスマンなんだ。
掃除当番押しつけられたり、嫌なことやらされたりしても、「いいよ」ってニコニコしてるんだ。
いじめてる側からすると、面白くなかっただろうな。何をしても苦しまないんだから。
そんなSが「嫌だ」って言うんだぜ?
最初は面食らった俺も、なんか徐々に腹が立ってきて、悪いこと思いついちまった。
尾行してやろうと思ったんだよ。
塾は駅前って相場が決まってるだろ?
田舎でもそのルールは適用されるらしく、やっぱり駅に集中してたんだ。
Sが塾に行く日は月水金。いろんなことを考えて、金曜日に尾行することに決めた。
いつもの交差点で別れた後、ぐるっと回って裏通りから出た。
方角的には駅の方向だ。
「尾行って案外楽だな」って思ってた。
駅の中心にいくと、いろんな看板が見えた。
Sを追いながらどこの塾か探ってたんだけど、Sはどの建物にも入らなかったんだよ。
駅前をまっすぐ通りすぎるだけ。
駅はずれの塾・・・でもなかった。
おかしいな?って思いながら尾行は続けてた。
徐々に建物が少なくなった、細い小道。相変わらず俺はSと距離を取りながら当てもない尾行をしてたんだよ。
そしたら急に、俺の目の前で、白い軽自動車が路肩に止まったんだ。
運転席に乗ってたのは、見た感じ20歳くらいの若い女の人だった。
びっちりスーツを着込んだビジネスウーマンって感じ。
彼女は車の窓を開けて、明るい調子で聞いてきた。
「もしかして、俺くんかしら?」
何者だったんだろう…
弱み握られてたのかな。
いろいろと謎が多い
傑作、秀逸。
何者なんだよ
すげーもっと知りたい!一体何者なんだよー
結構面白い。
前半のSが給食を食べないとかSが変わってるくだりはない方が全体的にしっくりくるんだけど…
「ユキオ」という怖い話を思い出した。
せっかくおうちに帰れたのに、わざわざ戻ってきちゃだめよ俺くん。あまつさえネットに投稿しちゃうなんて、おばさん、怒っちゃうぞぉ。あとで迎えに行くわね
家族乗っ取られてる感じなのかなあ
黒沢清に実写化してもらいたい不気味さだ
車で40分って歩いたら4時間だぜ?
月水金はボロい家
火木曜日はお父さんの家帰ってたんかな?
担任に奴の自宅の住所聞いたらよかったのに!
多分消されたんやろなぁ!
私の見解だとあのSくんの家元々誰か住んでてそこで死んでるんじゃないかな?多分俺くんがあった女の人とガリガリの女の人とSくんも…臭いは多分腐敗臭だと思う……死体の……
家族の事教えてくれない友達ちょっと注意やな・・・・
ためはち
謎だらけ。これ以上、深追いは辞めたほうがいいのかも。真相は、皆様のご想像通りかも。
コワイ、けど…もしかしたらSは俺くんを守るために…?
Sくんのメンタル強者っぷりよ…
カルト宗教でしょ……
里子やら養子やらありとあらゆる手口で構成員を増やすのよ……
ドロドロのご飯…
チャーリーとチョコレート工場のウンパルンパ族の芋虫ぐちゃぐちゃのやつ思い出した……