バ美肉
投稿者:バクシマ (40)
『拝啓 おふくろ様
父さんの葬儀から、はや半年が経とうとしていますがお身体に変わりはないでしょうか。
季節も晩秋とあり、朝の寒さは骨身に堪えるものがありますね。どうぞ御自愛下さいませ。
父さんが亡くなった後のおふくろ様の気落ち振りは息子の自分から見ていても胸の詰まる思いでした。
しかし
実はおふくろ様には言えていないことがあります。
それは・・・あなたの倅(せがれ)ことわたくしには、実は・・幼少期より霊感があるのですが・・・
それをずっと隠していたのは、子供時分でも周りの大人達や友人に変な目で見られるのを畏れたのに他なりません。
いえ、別にその程度のことをわざわざ告白するために、この手紙をしたためたわけではありません。
なんと言いましょうか・・・
実は先月より、おふくろ様の元配偶者こと、わたくしの父さんの霊が、わたくしの家に御在宅なのです。
はい。おふくろ様の戸惑いと御怒りはわかります。なぜ父さんの霊が身近なところにいるのなら、おふくろ様にご連絡を差し上げなかったのか。
はい。ごもっともでございます。
しかし、これには事情がございまして・・・
それというのも、父さんが少々、いえ痛ましい程に乱心しているといいますか、
その乱心といいますのも・・・』
ここまで書いて俺は筆を止めた。
息子の俺とて、今の親父(霊)の現状を受け止められない。
ましてや、病弱な母にこのことを伝えられるはずがない。
・・・隣の部屋には親父の霊がいる。
しかもなにやら話し声が聴こえる。
だがそんなはずはない。
隣の部屋には親父の霊しかいないのだから。
新築の我が家に、他の霊がポンポンと現れて良いはずがない。
いや・・・違う・・・
いても良い。むしろ、いてくれてた方が良いのだ。
まだ親父が他の霊と話しているのなら、
どれほど俺は救われるか・・・
俺は書いている途中の手紙を一旦机の引き出しにしまい、椅子から立ち上がり、廊下に出て隣の部屋のドアの前に立った。
そして僅かな逡巡を置いて、そっとドアを開けた。
「父さん、いるかい?」
『あーん、もう君たちぃ♪えっちぃコメントが過ぎるぞお♪』
「・・・・・・」
・・・親父(霊)は、Vteberになっていた。
ぶっ飛んでて好きw
面白い、もっとやっちゃえー!
やばい、めっちゃ笑った。名作だわコレ
良いー!
美少年Vtuberに化けた冴えないおばさん・御袋キャラクターの幽霊もいるんですかね?????どんな夫婦関係なんだか。。。
こういう系どんどん出してww