末期癌の人に道連れにされそうになった話
投稿者:ひまわり (18)
短編
2022/03/22
18:29
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私は、家の近所によくして頂いてるおじちゃんがいました。その人は、歯科医をされていて、大きな家に住んでいて、お金持ちでしたが、少し寂しい人で奥さんに離婚を突きつけられ、大きい家に1人で住んでいました。
私が小さい頃から、我が家とは家族ぐるみの付き合いで、私はおじいちゃんやおばあちゃんと同居していたのですがおじいちゃん、おばあちゃんと話をしによく我が家に来ていました。
私が中学生の頃、そのおじちゃんが癌になりました。癌が発見された時にはすでに末期癌でどうすることもできない状態でした。
できるだけ入院せずに好きなことをしていたかったおじちゃんは、末期癌でも自宅で過ごしていたのですが、身体が辛く奥さんがいない家に1人で住んでるのは寂しかったのか我が家に入り浸り、毎日のように家に来てました。
ある時、おじちゃんは体調が悪くなりついに入院することになりました。おじちゃんが入院する病院に、私や父、母等私の家族でお見舞いに行くのですが、病院に行くと必ずと言っていいほど体調が悪くなり、頭痛や吐き気がするのです。
これはおかしいと思っていたら、近所の霊感が強いおばちゃんに、癌になったおじちゃんが寂しいからか一緒にあの世に引きずり込もうとしていると言われ、とても怖かったのを覚えています。
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