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心霊

9zさんによる心霊にまつわる怖い話の投稿です

心霊スポットから帰還した後、留守電に…
長編 2022/02/05 15:05 3,438view

大学生の時、友人5名と地元で有名な心霊スポットに興味本意で行った時の話。

その頃はスマホではなく携帯電話が使用されている2000年。
都市部から、少し北に1時間ほどバイクで行ったところに、山道があり、その途中に首無し神社(だったと思う)と言われる心霊スポットがあった。
その場所には、ぼろぼろのトタン屋根の家のようなものが複数あり、その時は「なぜ?こんな山道に家のようなものがあるのか?」と、友人達と話をしながら、神社を探した。

その、家と思われる建物の中には、不法廃棄されたようなゴミがたくさんあり、やけに嫌な匂いがする。ただ、やはり人が住めるような場所でもなく、昔の人がここに住んでいたのかな?と、想像をしながら、あたりを詮索をした。

ゴミ屋敷のようなところから、少し歩いた後ら神社の看板のようなものがあり、上につながる階段のようなものがあった。上を見上げると真っ暗で、本当に神社があるのか?と思いながら、友人たちと恐る恐る、階段を登っていった。

携帯の画面の光を頼りに階段を登っていった。
この時点で、何か嫌な気がしていたが、せっかく1時間もかけて来たのもあり、怖気付いて帰るのももったい無いとみんなで話し、怖いと思いながらそのまま階段を登っていった。

何段の階段を登ったのだろう?真っ暗な中に鳥居が出て来た。その鳥居は大人がちょうど2人分通れるよな大きさで、イメージしていた鳥居とは違い小さく感じた。

その鳥居をくぐってそのまま進むのか?それとも、引き返すのか。ほんの、一分くらいだったと思うが、友人達と相談をした。僕は、すごく嫌な気がしていて、「帰ろう。なんか、嫌な気がする。心霊スポットととして、来た分には十分楽しめた。」と、みんなに伝えたが、過半数は、もう少し行ってみたい。という意見が出てしまい、このまま進むことになった。

携帯電話の光だけが頼りで、くらい足元を照らしながらすすむ。鳥居も、よく見るとなぜか、何十個あり、不気味でしかなかった。

「意味不明、やっぱ帰ろう。」と言ったが、二人の友人が、急に前に進み出し鳥居を抜けていった。

こっちからは、全く二人の様子がわからない。
その時、急に先に行った一人のこえが、「え?何。電話?誰?」と言って電話がかかって来たことに、驚いて声を上げた。

何が起こったのだ?と、わからないまま、ただ足がすくみその場から動けない。すると、「やめろよ!お前かよ!電話びびるやん。」という声が聞こえて、もう一人友人が、悪戯で、電話を発信をしたようだった。
流石の二人も、気持ち悪くなり、笑いながら下に降りてきた。
この場所から、離れることになったのだと思い、僕は安堵した。

来た道を戻り、階段を下ったところで、自分の携帯電話を見ると圏外表示だった。山の中だから、電波が無いのかと、思ったのだが、さっき上で友人達が電話の悪戯をしていたよな?と、少し疑問に思いながらバイクに乗りエンジンをかけた。

僕はバイクを持っていない、友人と二人乗りをして来た道を戻るようにバイクを走らせた。

来る途中に長いトンネルがあり、トンネルを通過しようとすると、何か変なものが落ちていた。

それに気づき、トンネルの中で一旦停止。ハザードをつけ、なんだろうと思い落ちているものを見た。

そこには、服が落ちていて、来る時はなかったよな?と思いながら、誰かがすてたのかな?と思ったが、君が悪くそのままバイクを走らせた。

バイクで1時間かけ、地元に戻ってきた。コンビニにより、コーヒーをみんなで飲み、ちょっとやばいところだったなと、雑談をしていたら、一人の友人が、ニヤニヤしていた。

こんなもの、ゴミの中から拾ってきた。そこには、ビデオテープがあった。
どこで拾ったんだよ?って、皆口を揃えていったところ、「家の中に捨ててあった。AVとかそんなんじゃないかな?」と、笑いながら、ビデオをみんなの前に出してきた。

ただ、ビデオを、黒の何もラベルがないようなもの。明らかに気持ち悪い。

「どうする?見る?」と、友人が言ってきたが、
満場一致で、「却下!!」となった。

そのビデオをとりあえず、気持ち悪いからコンビニのゴミ箱に捨てて、とりあえず、その頃はやっていたサッカーゲームをしようと、一人の友人の家にみんなで向かった。

時間は、もう、24時を超えていて、そこからゲームをオールでするのが、この頃の自分たちの遊びかた。
4人playで、2対2でサッカーゲームを始める。

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