地元に伝わる伝説の場所での不思議体験
投稿者:友無 (10)
これは私の地元に伝わる都市伝説的な話です。
小さい頃から父や母、祖父母などに「〇〇の墓地には行っていけない。帰って来れなくなる。」と言われていました。
ですが運転免許を取り、自分で車を運転できるようになってから、友人たちと、家族が絶対に行ってはいけないと言っていた場所に出掛けることになりました。もちろん、私だけでなく友人たちも小さな頃から言われています。
友人たちとその墓地に到着し、墓地を見渡すと、特にどこにでもある普通の墓地です。友人たちと
「ここに来んなってよく言ったもんやな」
「普通の墓地やん」
などと言いながら、墓地の奥の方に向かって歩いていきます。
周りの墓地を見ながら進んで行く中、特になにもないので、私は墓地に刻まれている名前を見ながら進みました。
歩いて10分ぐらい経った時に、私は違和感を感じました。
「あれ?この名前さっきもあったような」と。
同じ苗字や一族の墓が1つ2つ並んであることはありますが、それにしても何度も何度も同じ名前の墓を見るのです。
なんだかんだ墓地の一番奥に到着し、「何もなかった。戻ろか。」と友人たちと同じ道を通って車のところへ戻っていきます。
私は同じ名前の墓がいくつあるか数えながら戻っていくことにしました。
しかし、同じ名前の墓が一つもないのです。
私は「?」となりつつも友人には伝えず車まで戻りました。
とても不思議で怖い体験でした。
一番不思議なのはその時何度もみたお墓の名前が思い出せないことです。
※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。