熱いお茶のリクエスト
投稿者:oyuki (7)
数年前の話になります。
私の祖父が病気の長期治療の末、病院で亡くなりました。
それからお墓を建てた時に従兄弟がその土地で急に具合が悪くなったこと以外特に不思議なことは起こらず3年ほど経ちました。
私自身は家を出て一人暮らしをするようになりあまりお墓参りにも行けない距離に居たのですが時たま祖父が夢に出てくるようになりました。
出てくるタイミングというのがお盆の時期と命日の時期に夢に出てくるのです。
特に何か話すこともなく、時には私が行かないでと縋る夢だったりでした。
起床してからいつも「あぁ、この時期だから来たのかな」と思うくらいになっていました。
もうあまり出てきても驚かなくなって祖母に電話で今日出てきたよー多分私の所に見に来てたのかなーなんて冗談っぽく話すようになり、祖母も私の所には出てくれんのにねーと言っていました。
そしてまた命日が近付いてまた夢に出てくる頃かなと思っていた所、やはり祖父が夢の中に現れました。
夢の中で私は実家に居ました。どこからともなく祖父の声でおーい、おーいと呼ぶ声が聞こえてきてその方に歩いて行くとお風呂場に祖父が居ました。
「どうしたん?」と聞くと祖父「茶ぁをくれ」と言うのです。
何で風呂でお茶?と思いながら「お茶?どんなの?」と聞くと「温かいのや、温かいのくれ」と言ってふっと消えました。
そこで目が覚めて、なんだったんだろ今の…と思いつつすぐに祖母に電話しました。
また祖父が夢に出てきたことを話し、お供え物って最近何あげてる?と聞きました。
そうすると祖母がご飯とお茶とお菓子置いてるけど…と答えたのでお茶は熱いのあげてる?と聞くと冷えたやつあげてるわと言うので(あ、これかぁ)と思いました。
祖母に夢で祖父が私にお茶は温かいのくれって言ってたよと伝えると笑いながら「あぁ、ちゃんと沸かしてから供えるねぇ」と言っていました。
あれからその様な夢は見ることはなくなったので祖父も喜んでくれたのかなと思っています。
ほのぼのしてて好き
わかりやすくて、いい!