お知らせのインターホン

これは僕が小学3.4年生の頃の話です。

今は両親が離婚して父親はいないのですが
当時父が「冬休みに旅行がてら俺のおばあちゃんに会いに行こう」と言い家族で北海道に行く予定をたてました。

旅行の日が近づいて北海道へ行く2、3日前の日に家族でリビングでくつろいでいたら
家のインターホンが鳴りました。

実家のマンションのインターホンはカメラ付きなので誰が来たか分かるようになっているのですが
その時母が見たら誰もいませんでした。
その日は風が強く、誤作動で鳴ったんじゃない？という考えになり皆んなでくつろいでいて少ししたらまたインターホンがなりました。
確認したらまた誰も写っていない。

おかしいな？誰かの悪戯か？と思い

実家には母方の祖父と祖母も住んでいるのですが祖父が玄関を出て廊下に誰か居るか探しても誰も居なかった様です。
そして同じ事が2回程続いて家族で不思議がっていたら
父はイライラしていて次鳴ったら速攻出て見つけて怒鳴ってやると言ってインターホンが鳴るのを待っていました。
そしたら数分後インターホンが鳴りカメラを確認したら誰も居ない。
うちの父親はダッシュで玄関を出て僕らが住んでる4階から1階まで探しに行きました。
父が帰ってきて誰もいなかったと言い
みんなで不思議がっていたら数分後
電話が鳴りました。
父の親戚からの電話で
会いに行く筈だったひいおばちゃんが亡くなったという連絡でした。

そこで皆んなピンときて今のインターホンは
ひいおばちゃんだったんじゃない？という考えになりました。

そして僕の友達の母親が霊感がある人でこの話をしたら「パパの顔が見たくて出てくるまでピンポン押したんだよ」っと言っていました。

なるほどそうだったのか。最後に顔が見たくて家に来るなんて素敵な話だな。
と思いました。

でもまだこの話と同じような事が起きて
今の話の数年後、僕が高1頃の話です。

ある日家族でリビングでくつろいでいました。
そしたらインターホンが鳴ってカメラを確認したら誰も写っていません。
あれ？と思いまたくつろいでいたらインターホンが鳴りまた誰も写っていない。