久渡寺
投稿された怖い話の中から久渡寺にまつわる怖い話を一覧で表示しています。
青森の有名観光地でありパワースポットとしても有名な「久渡寺」。
実は心霊スポットとしても有名です。
幽霊画やオシラサマでも有名な久渡寺には、どのような心霊現象や怖い話、噂が眠っているのでしょうか。
久渡寺の新着怖い話
青森県弘前市の有名心霊スポット「久渡寺」
青森県弘前市に存在する「久渡寺」を聞いたことがあるでしょうか。
護国山の山奥に位置し、観光地やパワースポットとして有名なお寺ですが、実はこの久渡寺、青森では心霊スポットとしても非常に有名です。
このページでは、久渡寺がどのようなお寺なのか、そしてどのような心霊現象や噂があるのかなどを紹介していきたいと思います。
久渡寺とは
久渡寺(くどじ)は、青森県弘前市坂元にある真言宗智山派寺院です。
山号(仏教の寺院につける名称)は護国山。
津軽三十三観音霊場第1番札所で、円山応挙作と伝わる幽霊画やオシラ講(オシラサマ信仰)でも有名です。
圧巻の200体を超える観音像
久渡寺に訪れた際、まっ先に目につくのが整然と並ぶ200体を超える観音像です。
この観音像は、過去にこの場所で起きた土砂崩れによって亡くなった方の慰霊のために建立されたと言われています。
久渡寺で報告される心霊現象の数々は、土砂崩れで亡くなった方の霊によるものなのでしょうか…。
円山応挙の幽霊画
久渡寺で有名なものの一つに、円山応挙作の幽霊画があります。
幽霊画と言えば円山応挙と言われるほど有名な江戸時代の絵師で、足のない幽霊を初めて書いた画家とも言われています。
円山応挙の作品は贋作が多いことが有名ですが、ここ久渡寺にある幽霊画に関しては、円山応挙の真筆であることが確認されています。
一度は見てみたい作品ですが、公開される期間は限定されていますので、訪れる際には前もって調べておいたほうが良さそうです。
ちなみに、幽霊画を公開した日には必ず雨が降ると言われています。
オシラ講・オシラ様信仰について
久渡寺で幽霊画に次いで有名なのが、このオシラ講(オシラ様信仰)ではないでしょうか。
オシラ様とは主に東北地方で信仰されている神様で、一般的には蚕の神、農業の神、馬の神とされています。
久渡寺では、毎年5月15日と16日の両日に「オシラ講(大白羅講、王志羅講とも)」と呼ばれる参拝行事が行われています。
オシラ様は各家庭や村で祭られている桑の木で作られた男女一対の像で、これを各自が持参し、本堂で御朱印を押してもらいます。
そしてオシラ様にきらびやかな衣装を着せて祭壇に飾った後、オシラ様と参拝者をお祓いするものです。
独特なこの風習は1999年、「久渡寺のオシラ講の習俗」の名称で無形の民俗文化財に指定されています。
久渡寺で起こるとされる心霊現象
ここまで幽霊画やオシラ様信仰など、久渡寺の有名なものを紹介しましたが、久渡寺が心霊スポットと呼ばれる所以とは一体何なのでしょうか。
ここからは久渡寺で起こるとされる心霊現象や怖い噂を紹介していきたいと思います。
久渡寺の電話ボックスでは心霊写真が撮れる?
久渡寺には電話ボックスが設置されており、この電話ボックスには「突然鳴る」「電話に出ると呪われる」「女の幽霊画現れる」「心霊写真が撮れる」などの噂があります。
ある男性がこの電話ボックスで自撮りをしたところ首から上が消えており、その帰りに事故に遭い首に大怪我を負った…という噂も囁かれています。
この電話ボックスで一体何があったのでしょうか…。
久渡寺にある池を覗き込むと自分の死に顔が映る
こちらも久渡寺では電話ボックスと並んで有名な噂です。
池に映った自分の顔が死に顔だというものですが…もし今の自分が映った場合、まもなく死ぬということになってしまうのでしょうか。恐ろしい。
石段にある手形を踏むと不幸なことが起こる
久渡寺には山門から227段の階段がありますが、この階段の何処かに手形があり、その手形を踏むと何か不幸なことが降りかかると言われています。
この手形は普通に存在するようで、検索すると写真に残している方のブログなどが出てきます。
実際に不幸なことが起こるかは不明ですが、踏むのは手の持ち主(?)の方に失礼な気もしますし、手を重ねてみるくらいに留めておいたほうがよいかもしれませんね。
白いセダンに追いかけられ着いたのが久渡寺だった…という噂
ドライブ中、白いセダンに追いかけ回され、なんとか振り切り辿り着いたのが久渡寺だったという噂があるようです。
久渡寺に限らず、白いセダンに追い回されるというのは青森では有名なエピソードのようなので、ある種の都市伝説のような話かもしれませんね。
万が一追いかけられても安全運転を心がけたいところです。
久渡寺は興味深い心霊スポット
青森県の久渡寺は心霊スポットであると同時に、幽霊画やオシラ様信仰など、とても興味深い文化・風習が存在している観光地でもあります。
心霊スポットへの肝試しとして訪れるのではなく、お寺に伝わる文化を学びにいくような感覚で訪れたいですね。