K君のお姉さんが霊に脚をシバかれた話
投稿者:陶芸参謀 (37)
僕の友人のK君の話です。
K君のお姉さんはとても霊感が強く、様々なエピソードを持っているのですが、今回はお姉さん自身が霊障に襲われた話です。
K君のお姉さんが高校生の時になります。
ある日、お姉さんは夜一人で寝るのが怖いと言い出しました。
いい歳をして何を言ってるんだと両親にバカにされたそうですが、真剣に語る姉さんを見て不安になってきたそうです。
お姉さんが蒲団で寝ている時、深夜になると家の中の空気が変わり、とても寒くなるそうです。
蒲団の中にいても寒さを感じるほどです。
その日もお姉さんは一人で部屋で寝ていました。
深夜になるといつものように部屋の中が寒くなってきました。
すると、ドアがギィ……と勝手に開いたそうです。
お母さん?と尋ねても誰もいません。
再び寝ようと目をつむると、誰かが脚の上に乗っかってきたそうです。
きゃあ!と声を出そうとすると何故か声が詰まって出てこない。
勇気を出して目を開けてみると、足下に白装束を着た老人が座り込んでいて、片手に棒きれを持っていたそうです。
その棒きれでお姉さんの脚をバシバシと叩き付け、その度に激痛が走ったそうです。
ぎゃあああ!とさすがに大声を上げ、走って部屋から飛び出し、両親の元へ駆け込んだそうです。
両親は驚いてお姉さんの部屋を確認しましたが、誰もいなかったそうです。
そんな事が毎日のように続きました。
僕はその話をK君の家のリビングで聞きながら、「そんなことありえるワケないでしょ笑」と小馬鹿にしていました。
ちょうどその時、お姉さんが家に帰ってきました。
暗い表情をして通り過ぎていったお姉さんのスカートの下を眺めてみると…
交通事故にでも遭ったかのように、脚全体が痣で真っ黒になっていたのです。
僕は何か見てはいけないものを見てしまったような気持ちになりました。
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