初めての一人暮らしでの怖い体験
投稿者:茉子 (5)
私は大学生になると同時に、県外で一人暮らしを始めました。
その部屋はかなり狭かったため、私はロフトベッドを使用して寝ておりました。そこに横になる度なぜか天井の角が気になり、いつも見つめては「何もないよな?」と確認する日々が続きました。
そんなある日、友人Aが泊まることになりました。私はいつものロフトベッドの上で、友人は下に客人用の布団を敷いていつもと何ら変わりなく床に就きました。その日から数日が経ち、泊まりにきた友人Aではなく、別の友人Bからゾッとする話を聞かされたのです。
実はあの日就寝したあと、友人Aは夜中に一度トイレに起きたそうなのです。そして戻った際消えていたはずのテレビが付いており、恐る恐る近づくと、髪の長い女性がテレビの前に座っていたそうです。友人は寝ぼけていたせいもあり、その時は私だと思いそのまま寝たそうです。ですが朝起きて私が一度もベッドから下りてないと聞き、確信したそうです。自分が見たのは幽霊だったのだと・・・
私の母は霊感があるそうで、何度も霊を見たことがあると聞いていました。
しかし私自身は何か感じることはあれど、一度も見たことはありません。なので「なんかここ嫌な感じがする」とか思っても見えないので、なんとか誤魔化して過ごしてこられました。ところが友人の話を耳にしたことで、今まで感じていたものは気のせいなんかではなく、「やっぱり居たんだ」と確信に変わってしまいました。
それをきっかけに家に帰るのがとても怖くなり、別件で精神的にまいっていたことから大学を辞め、実家に戻ることになってしまいました。友人Aはこうなることを懸念して私には敢えて黙っていたそうです。
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