かつてないほどの金縛り
投稿者:Tarot (3)
これは私が中学生時代の話です。
部活で毎日疲れていたということも影響していたのか、当時の金縛りにかかる確率はかなり高く、慣れてきてしまうくらいでした。もちろん初めて金縛りにあったときはとても怖かったです。
私の金縛りは前兆のようなものがとても強いタイプで、寝ているのに激しい耳鳴りが聞こえ始めて体が固まるというのが大体のパターンでした。
ただでさえ疲れているのに深夜に耳鳴りで起きる日々は本当に苦痛だったのを覚えています。
今までかかった金縛りの中で一番怖かったものがあります。寝ているといつものように耳鳴りが鳴り、あぁまたか と思った瞬間に脳内でいきなり第三者目線が映りはじめたのです。
寝室に繋がる階段を小さな女の子が小走りで上がってくるのが見え、部屋に入る寸前でその映像は途切れ、その直後にかつてないほどの金縛りにあいました。
いつもより体が強く縛られている感覚と何かが近くにいる感覚が強く、なんとなく察しはつきましたが渋々薄目を開けると顔には影のようなモヤがかかった女の子が上から見ていたのです。
さすがにやばいと思ったけど身動きも取れずひたすら解除されるのを待つしかなく耐えていたのですが、そこで記憶が曖昧になりそのまま朝を迎えてしまっていました。
正直女の子の霊?は怖いと感じなかったため、なんとか引きずる事もなく今まで過ごしてきました。
金縛りの時に見た夢と言ってしまえばそれまでですが、個人的には一番怖かった話です。
金縛りWikipedia