中学生の時から続く怖い話
投稿者:kk (19)
短編
2021/07/14
17:32
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これは私が誰にも話すことができなかった中学生の時から続く怖い話です。
私は中学生の頃から人混みの中で怖い体験をすることがよくありました。得体のしれないものを見てしまうことが多いのです。それは決まって人混みの中だけなのが今思い返しても不思議です。
ある日、あるデパートに入った時、言葉にするのは難しいのですがなんとなく嫌な予感がしました。
何かが見えてしまうかもしれない、そう思った私はあまり周りを見ないようにして進むことにしました。
ですが、エレベーターの中で気を抜いた瞬間、明らかに人間ではない何かを見てしまったのです。
それは半透明で白粉を塗ったように真っ白な顔をした男性でした。
エレベーターには他にも数人いたのですが、それが見えているのは私だけのようでした。
その後も人混みの中で数回、顔色の悪い半透明の人を見たことがあります。
それは特に何をするということもなく、ただただそのあたりを歩いているのです。当然人がいるところでは皆その人をすり抜けています。
高校生以後になるとその回数はぐっと減ったのですが、忘れた頃に再び見ることがあリ、この先もずっと続くのかと少し不安です。
見えなくなる日が待ち遠しいです。
怖い話というほどのものでなくてすみません。
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