私が保育園児〜小1の頃の話です。
すこし遠い所に、こぢんまりした公園があったんです。
小さい割に遊具も多く、同じ保育園の友達も来ていました。
私は毎日のようにそこに行って、ブランコや滑り台で遊んでいました。
砂場で城を作ったり、ジャングルジムに登ったり、ドングリを拾い集めたり。
その公園に行く道は、とにかく狭かったんです。
その公園に通ずる路地が、全て異様に細かった。
ちびっ子だった自分でも、横の電柱に頬を擦るくらい狭い。大人じゃ到底通れそうにない場所。
なので、親がそこにいた記憶はありません。
でも、すごく楽しかった事だけは覚えています。
そして保育園を卒園したくらいの頃に、その公園に行こうとしたんです。
そしたら、道がなくなっていました。
比喩でもなんでもなく、最初っからそこになかったみたいに。
あの細い路地があったはずの場所は、全部コンクリートの壁でした。
また次の日も、その次も。
何回も確認して、なんとか別の場所から公園を覗いたんです。
工事していました。
遊具も砂場もドングリの木も、全部。跡形もなく。
そこにあるのは砂利と砂塵のみ。
ひどく打ちのめされた気分になったのを覚えています。
親が言うには、そんな公園は無いって。
分からないんです、夢か現実か。
結局あれは、私の妄想だったんでしょうか。
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